いちばんぼしにとどくまで

アイドルや舞台について好きなだけ

「お好きにド~ゾ♪presentsお好きにヒッチハイク」企画が最高だった

突然だけど、私はいち若手舞台俳優おたくとして、キャストサイズを心の底から愛しています。

 「キャストサイズ」とは、三才ブックスから出ている若手舞台俳優を取り扱ったムックのことです。2.5次元ブームの昨今、彼らを取り扱う媒体はたくさん増えてきているけれど、そしてそれぞれの媒体にそれぞれの良さがあるのだけど、中でもキャストサイズは群を抜いて良い。

 

何が良いかと言うと、「俳優」というよりも「人間」に焦点を当てているところです。若手舞台俳優たちは、「俳優」という性質上、どうしても今演じている役や作品に対してのインタビューを受けることが多いです。そんな中で、キャストサイズは、より彼らの「素の部分」を見せてくれようとしています。そこが凄く好き。等身大の、何にも鎧をかぶってない俳優たちが、それでもキラキラしてて、「人間」として凄く魅力的なんだなーって確認できるから、好きです。

 

そんな”最高”のムック「キャストサイズ」は、同じく”最高”の動画コンテンツも持っています。それが、ニコ生で配信されている「キャストサイズチャンネル」

ch.nicovideo.jp

これがまた凄く良い。有料なんですが、中にいくつか番組があって、その番組がこれまた採算度外視!面白いこと重視!みたいなラインナップなわけですよ。

 

で、その番組群のひとつに上田悠介くんと小笠原健くんの番組「お好きにド~ゾ♪」というものがあるんです。これは元々上田くん個人の番組で、毎回ゲストが1~2名呼ばれて、上田くん司会進行のもとゆるくお菓子とか食べながら近況を語り合う…というまったりした番組だったんですが、気付いたらおがけんがレギュラー入りしていて、いつのまにか二人の番組になっていました。

 

そんなある日の午後。私のTLにこんなツイートが流れてきます。

その時の私の反応。

 今読んでもほんまそれなって感じですね!(椎名鯛造くんと前内孝文くんもキャストサイズチャンネル内で「前鯛○○ファクトリー」というレギュラー番組を持っていて、それが気ままに北海道行ったり沖縄行ったりしてる旅番組なのです)

 

好きとか言っておきながら私も毎回お好きに~を見れているわけじゃなかったので、一体何がどうなってこんな電波少年みたいな企画が…?と思っている間にも時は流れ、彼らは2016年12月5日~6日にかけて東京→大阪間のガチヒッチハイクを実行しました。

 

彼らは二人ともツイッターをやっているので、ヒッチハイクの様子は基本的にツイッターで実況されていくのですが、それがリアルタイムドキュメンタリーを見ているようで本当に楽しかったのです。

 

例えば、

 こんな感じ。(お腹空いたので~のくだりは、このヒッチハイク企画のルールで、○RTされないとごはん食べちゃだめみたいなのがあったのです)

 

しかもね、これに対して、乗せてくれた一般人の方々も、ツイッターで「二人をどこどこまで乗せました!引き続きがんばってね!」みたいなツイートをしてくれてるんですよ…これがSNS時代か!!って思いました。

いつもツイキャスやってるお姉さんの運転手さんが二人にツイキャスを教えて、そこから二人のツイキャス配信が始まったり、何かのソシャゲの登録用に作ったであろう全然更新してないアカウントを掘り起こして、「二人とも頑張って!」とツイートしてくれた運転手のおじさんがいたり…。そういうのをリアルタイムで追っかけられるの、かなり画期的で面白かったです。

 

最近のテレビ番組って、ロケとかやってるとすぐそれを見かけた一般人にツイートされちゃうじゃないですか。それがネックになってできない企画とかもあると思うんですけど、このヒッチハイク企画はそれを逆手にとって、SNSで常に実況することによって、見てる側のドキドキ感を煽ってくるのが凄いなーって。

 

更に、この二人の「○RTいかないとおひるごはんを食べられません!拡散希望!」みたいなツイートを、他の俳優仲間がRTしてるのも、とってもエモかったです。私の推しのまりおくんもRTで協力してあげてて、そういう俳優同士の関係性が見えるのも、ファンとしては嬉しいんですよね。

 

そんなこんなでヒッチハイクは無事終了し、二人は何とか番組を存続させることに成功したのでした。

 

そこから更に数か月後、2017年3月6日、なんとこのヒッチハイクの様子を収めたDVDが発売されることに!更にその発売記念イベントがある、ということで、私もこっそり観てきました。キャストサイズの、人間の本質を見抜くような硬派な誌面作りも大好きですが、とにかく何かあるたびにDVDにしてイベントくっつけて売りさばく商魂たくましいところも好きです!

 

とはいえ一度SNS実況で一通り流れを追っているヒッチハイク企画、改めてDVDで見て面白いのかな?と思ったのですが、これまたすげーーー面白かったんですよね。

SNSに投稿されてたことってほんの一部で、そのツイートとツイートの隙間を埋めるようなシーンがDVDにはいっぱい詰まってました。

例えば、「まりおくんもRTしてた」という件。これもツイッターだけを見てると「まりおくんがRTした」という事実しか分からなかったのですが、DVDを見ると海老名インターでおがけんが味方良介くんに「RT稼がないと昼飯食えないから協力して」と電話するシーンがあり、それで味方くんが了承してRTする→その時同じ現場(※熱海殺人事件のビジュアル撮影)にいたまりおくんもRTする、という流れだったことが分かります。

他にも、乗せてくれた人がどんな経緯で乗せてくれたどんな人だったのか、ということも分かって、当時のツイログを見返しながら見ると面白さ倍増でした。とにかく二人の一般人イジリが上手いのか、皆キャラが立ってるんですよ笑

 

一日目の夜、愛知県の刈谷インターで止まってしまった二人は、お助けボックスを使って愛知県岡崎市出身のおがけんのご実家に連絡しご実家に宿泊、さらに2日目、ゴールした後は奈良県にある上田くんのご実家に遊びに行く…という流れがあって、DVDとイベント限定のスペシャル動画ではその時の様子も見ることができました。二人とも、素敵なご両親に育てられたんだな~ってことが分かって、感動しました。たまに舞台でも、関係者席に明らかにあれ誰かのご親族だろ…!っていう方が座ってるのを見ることがあって、そういうのも凄い感動するんですよね…。私の知ってる若手舞台俳優ってよく「家族大好き!」みたいな話するんですけど、これだけ優しい環境で育ったらそういうこと言うよな~って思いました。

 

イベントで二人が「ヒッチハイク面白かったけど、またやりたいかと言われると…今度は別の奴にやらせよう!」という話をしていたのですが、仮に今後別の役者に引き継がれる企画だとしても、私はこのヒッチハイク企画の一発目がこの二人だったこと、大正解だったなーと思っています。二人とも人が良くて、頭が良くて、感じが良い!こういう一般の人も絡む企画ってなかなか難しいと思うんですけど、二人だから色んな人が車に乗せてくれたんだと思うし、二人だから道中ここまで面白くなったんだと思います。二人のことを知らない(お笑い芸人だと誤解している笑)おじさんや、自分たちよりずいぶん年下の男の子にも、ずーっと感じよく、テンポよく会話してイジって笑ってる車内の様子を見て、さすがだなーと思ったのでした。

 

最近は2.5次元ブーム、更にそこから発展しての若手舞台俳優ブーム、というのが来ていると思います。若手舞台俳優の数もめちゃくちゃ増えたし、そんな中で生き残っていくためには、演技力+αの力がある人って強いなって思ったんですよね。その+αは、歌でも、ダンスでも、運でも、顔面の美しさでも、スタイルでも、接触スキルでも何でもよいのですが、この二人は「バラエティ能力」っていう力があるんだなーって感じました。それはパッと見、演劇には直接関係ない力のようにも見えるけど、コメディ舞台とかアドリブの多い舞台では絶対に必要なスキルだし、やっぱり役者って経験が大事って言いますしね。経験してないことよりしてることのほうが演技だってしやすいだろうし、きっとこの先「ヒッチハイクをする男の役」のオーディションは、この二人は絶対通ると思います笑

 

それから、上田くんが言っていたことも、なるほどなーって思ったのでした。

 これはイベントでの発言なんですけど、確かになって。先日「熱海殺人事件」の舞台を観たのですが、終演後友人と感想を言い合っていたら二人とも全然違う感想で、人によってこんなに見え方ってちがうんだなーってびっくりしたのです。それがお芝居の面白いところだよなって思うし、演劇とは全然関係ないヒッチハイク」という行為から演劇の話に持っていく上田くんは、やっぱり演劇が好きなんだなーって思いました。

 

私も、ある日突然推しがヒッチハイク企画に巻き込まれたら気が気じゃないと思うし、二人推しの方々はさぞかし色んな思いをしたかと思うのですが…いち若手舞台俳優ファンとして、とても楽しませてもらいました。

ありがとうおがけん&上田くん!ありがとうキャストサイズ!

推しがまたフレンチブルドッグ*1に復帰した暁には、優しく迎え入れてあげてください。

*1:テニミュ2ndキャストを中心に結成された、若手舞台俳優の草野球チーム。推しはピッチャーだったのですが最近は全然参加できてないそうで…おがけんも上田くんもこのチームのメンバーで、お揃いのユニフォームを持っているのです