いちばんぼしにとどくまで

俳優の黒羽麻璃央くんのファンです

ミュージカル「刀剣乱舞〜阿津賀志山異聞〜」本公演東京公演によせて

前回までの記事に、スターありがとうございます。


6/12にミュージカル「刀剣乱舞〜阿津賀志山異聞〜」本公演の東京公演が無事に楽を迎えました。いろんな出演者の方が「誰一人欠けることなく東京楽を迎えられて良かった」と言っていて、それだけハードな舞台だったんだなぁと思いました。


ここまでで思ったことをいくつか書きます。

(※公演内容のネタバレしてます)



まず、1幕について。曲が3曲増えましたね。「うたかたの子守唄」と「矛盾という名の蕾」と「覚えている」。個人的には、ですけど、正直初見ではうーんと思いました。トライアル公演から継続して歌われてる曲とこの3曲だけ明らかに毛色が違うから、逆に浮いて見えちゃうというか。「覚えている」の「一瞬にして淀む気配〜♬」とか、突然の情景描写すぎておもしろさすら感じてしまった。言われなくても客席もその気配感じてるから大丈夫だよ!何回か観るうちにだいぶ慣れたけど。

あと、やっぱりトライアルと本公演で遊べそうな部分(本丸での冒頭のシーンとか)にほとんど変化がなかったのも勿体なかったなぁ。畑を耕してる三日月宗近は可愛いけど、他のことしてるところも見たかったよー、というのが正直な感想。トライアルに比べて客席も慣れちゃってて、反応が薄いのもなんだかなー。


と、いきなりネガティヴなことばかり書いてしまいましたけど、役者の演技力と歌唱力表現力はすごーーーく進化したと思いました!

まず、まりおくん。歌とダンスがめちゃくちゃ上手になったよね。歌はもともと上手いなーと思ってたけど、喉が強くなったのか、裏返ったり枯れたりする頻度も減ったし。あとダンス!超かっこいい!ひとつひとつの決めのポーズがね、綺麗になったなーと思います。

ゾノ氏はとにかく歌がうまくなりましたねー。声に色をつけることができるようになったというか。もともとまっすぐ声が伸びる人だから、うまくなるとそれだけユニゾンに芯ができてまとまって聴こえるのでいいなって思います。

佐伯くんも、歌もダンスもすごく上手になった!あと、キャラ解釈も。前は力の限り!って感じだったけど、抜くとこ抜いて出すとこ出す、みたいな感じというか。観てて気持ちがいいです。あと、2幕のMCのときの雑な感想がわりと毎回ツボ笑

山つばさんは、「石切丸」というキャラクターの作り込みがとにかくずるい!原作の石切丸のこと、私は詳しく存じあげないんですけど、なんなんですか?あんなに国民的彼氏みたいな感じなの?お話の中で起こる事象とその時の感情を絡めて表現するのがいちばん上手だなって思いました。

しゅんやくんと流司くんは、キャラクター解釈がトライアルのときより好みです。どっちもくどくなくて、自然な感じになってていい。加州くんは、トライアルのときは三日月や小狐丸をめちゃくちゃ頼ってる印象だったんだけど、今回は自立して立ってる感じがでてます。私はこっちのほうがすき。


トライアルのときは、正直、人間キャストに刀剣側が引っ張ってもらってるようにも見えちゃったんですけど、今回は刀剣側もしっかりしてて。その分、人間側の物語と刀剣の物語の二本柱みたいに見えてしまうのも、1幕が冗長な原因なので、なんて皮肉だ!って思うんですけど。


2幕も3曲追加されましたね。

まず「描いていた未来へ」は、爽やか切ないアイドルソング。振付も、ロックダンス基調のジャニーズの振付に似てるから、すごくジャニーズっぽい…やっぱり意識してるのかな。間奏のダンスからの、加州くんと三日月さまが交互に歌い合うところが、個人的最大盛り上がりポイントです。

三日月加州以外の4人で歌う「えおえおあ」も最高ですね!可愛い系の電波ソングなのかと思ってたから、蓋を開けてみたらオシャかわジャパニーズレゲエで超ときめきました!今剣の煽りがまた上手いんだー。ブリッジで「ほらね(ほらね)空に(空に)」って繰り返すところがあるんですけど、手を耳に当てたり、客席に向けて下から上にぱたぱたしたり、歌いながら()の中をお客さんに歌わせようと盛り上げてたのは、もはや感心しました。すごいなー!なんか見て研究したりしてるのかな?ドルステ出身の3人は特に、アイドル然としたふるまいが上手だよね。ネルケの教育方針、おそろしや。

あとは三日月さまのソロ曲「Endless Night」!!もーーーーめちゃくちゃかっこいいーーー!!!トライアルで、客席のペンライトが赤一色になるのがすごーく羨ましかったんです。羨ましいというか、「会場のお客さん全員が一人を見ている」という状況がかっこいいな、と思った。だから、今回まりおくんがそんな状況の中心にいて、うれしい!歌のうまさはもちろんなんですが、出だしは夜空を映したプロジェクションマッピングの中に三日月さまが溶けていて一枚の絵画みたいで美しいし、背景が消えてスモークと三日月さまだけになってからも、歌声と立ち姿だけで場をもたせているのがほんとにすごい!

みんな大好き「mistake」はリアレンジされてまた違った雰囲気になりました。最初の方に入るへーい!ほー!って煽りが、クールでかっこいいね。キーはめちゃくちゃ下がってて、まりおくんの声質的には歌いづらそうだなーと思うんですが…。でも、間に挟まってる「消えない覚めない儚い愛をもっと〜」みたいなパートで全員真ん中に集まるのがとっても好きです!三日月さまは、いつも岩融と顔見合わせてニコって笑った後に、加州くんの胸元に手を置くんですが、あのシーンはみんな肩に手を置いたり身体の一部をくっつけててかわいいなって思う。


三日月さま、ライブ中はけっこう岩融と顔を見合わせるところが多いですよね。「漢道」でも2回くらいニコニコ笑いあってた。立ち位置的になんとなく目を合わせやすいだけなのかもしれませんが、1幕で「名残月」をデュエットした仲なので、2幕でもこの二人が仲よさそうにしてるとなんだかうれしいです。


2幕を観てると、team三条with加州清光は、よくできた日本のアイドルグループだなーとも思います。

メンバーカラーのあるアイドルグループってだいたいセンターは赤じゃないですか。あれって多分戦隊モノから来てるんですよね。で、なぜ戦隊モノの真ん中が赤なのかというと、戦隊シリーズを始める時に一般の子供に好きな色のアンケートを採ったら赤が一位だったから、という説をどこかで聞いたことがあります。誰からも愛される、熱く燃えるまっすぐな赤は加州くん。逆に、冷静でクール、赤の対になる青の三日月さま。目に優しい萌黄色の石切丸と黄色の小狐丸は中間に入って人と人をつなぐ役割。紫の岩融はワイルドでセクシーで男らしいし、ピンクの今剣はちっちゃくてかわいい飛び道具的な存在。六者六様、さまざまな個性がきちんとあって、でもまとまって見えるから素敵です。

6人いるから「描いていた未来へ」の間奏みたいに3対3で分かれてもきれいだし、「まばたき」のアウトロみたいに2対2対2にも分かれることができるし。


「描いていた未来へ」の三日月さまと加州くんが交互に歌うところや、「漢道」で二人だけステージの上段にいるところが、たまらなく好き。この二人は背中合わせが似合うなぁって思うんです。背中合わせっていっても、お互いがお互いを補い合ってる凸凹の関係ってわけでもなくて。立場や考え方は違うけど、最終的には同じ目的の方向を向いてるっていうか、そういう感じ。それって、まりおくんと流司くんの関係に似てるなー、と、思う部分もあり。テニミュの話とかしているとよく「キャラとキャストの混同」という話になりますが、多分これはテニミュ、2.5次元に限らずどんなお芝居にも多少は言えることなんじゃないのかなー、とか、最近考えています。


残すは大阪・京都公演!

私は京都公演にまた行きます。

楽しみだなー!