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刀剣男士team三条with加州清光デビューシングル「刀剣乱舞」全曲レビュー

刀剣男士team三条with加州清光のみなさま、オリコンシングルチャート初登場一位おめでとうございます!!!

刀剣乱舞(プレス限定盤A)

刀剣乱舞(プレス限定盤A)

 

 ライバル新譜が少ない元旦発売、プレス限定/予約限定あわせて全12種という色々狙いに来た形ではありましたが、2.5次元ミュージカルの企画で作られたCDがオリコンデイリー一位、ウィークリー二位というのはすごい快挙だと思うし、その記念すべきメンバーの中に麻璃央くんがいることがすごくすごくうれしいです。


刀剣男士 team三条 with加州清光『刀剣乱舞』Full PV

Youtubeで表題曲のフルPVも見れるので、よければぜひ!

 

で、さらにうれしかったのが、トライアル公演のときから思っていたことなのですがこのユニットの曲どれもアイドルソングとしてめちゃくちゃイイのです!!

せっかくなので、ものすごく久しぶりなのですがCDレビューをしてみようと思います。

今回はシングルCDがA~Fまでの計6パターン(それぞれにプレス/予約がある)で、それぞれ異なるC/W曲が2曲ずつ入っているということで、限定盤Aから順番に書いていきたいと思います。

「刀剣乱舞」プレス限定盤A
刀剣乱舞(プレス限定盤A)

刀剣乱舞(プレス限定盤A)

 

 1.刀剣乱舞

今回のCDの表題曲であり、舞台の公式テーマソング。上に貼り付けたPVもこの曲のものです。タイトルの「刀剣乱舞」というキーワードが繰り返し歌われ、その他の歌詞も「主命とあらばこの身が燃え尽きようとも戦います」という、「刀剣乱舞」そのものの設定を歌ったような曲。それぞれのソロパートに個人を連想する言葉(三日月だったら「月夜を切り裂き」、加州だったら「真紅の薔薇」などなど)が入っているところもOP曲っぽくてよいです。

 

2.Additional Times

アディショナルタイム」とはサッカーで空費された時間を最後に消化する追加時間のことですね。歌詞も「1秒あれば充分」「まだすべてが終わったわけじゃない」とそれを連想させるようなフレーズ。今回のCDは全体的に悲恋っぽい曲が多いのですが(その闇の深さが刀の擬人化っぽいですね)、この曲は珍しく自分自身のあきらめない心を歌った前向きな曲。ラスサビでフェイクを担当しているのは加州くんかな?かっこいいです。舞台で歌うときはBメロでアンサンブルの方々(私は勝手に「刀剣Jr.」と呼んでいた)と一列になってロボットダンスっぽいラインダンスをするのがかわいくて好きでした。

 

3.返歌 名残月(三日月宗近)

自担のソロ曲がデビューアルバムに入っていると思ったら短いバラードだった!悪くないしうれしいけどなんか微妙!!という、デビューユニのスキルある年長者を担当している気分になれる曲…wこれは公演のお芝居パートの中で歌われる曲だったので、当然前後の文脈がわからないと魅力も半減するのです。でも麻璃央くんの歌声だけがイヤホンからがんがん流れてくることの尊さといったらないね!岩融との掛け合いパートもほほえましい。

刀剣乱舞(プレス限定盤B)
刀剣乱舞(プレス限定盤B)

刀剣乱舞(プレス限定盤B)

 

 ※ここからはM1の「刀剣乱舞」は割愛します。

2.Love Story

公演のライブパートでは日替わり曲だったもの。3曲あった日替わり曲の中では正直いちばんぴんとこないやつなのですが、イントロとアウトロのファルセットは最高。それにしても「Love Story」ってタイトルなのに歌詞の全貌が夢の中で過去の女との恋愛を懐かしんでいる感じなのがやばいです。何でこんな闇の深い歌詞が多いんだろう…と思って原作のゲーム好きな知人に訊いてみたら「刀剣男士たちはこれまでにたくさんの人間を殺めたり主人と悲しい別れをした刀が擬人化されているものだから基本メンタルが病んでいるのでは?」と返ってきました。まじかよ!

 

3.漢道

系譜としては少年隊であり忍者であり、つまり「日本よいとこ摩訶不思議」「三味線ブギ」「お祭り忍者」みたいな曲です。控えめに言って最高だ最高!!公演のライブパートでは弁慶の和太鼓の音にあわせて小狐丸がアクセントダンスを踊ったあとに六人みんなで衣装の上着をばっと脱ぐところから始まります。間奏で紅い紐を体に巻きつけて踊ったりするんですけど何だったんだあれは…最高すぎて夢かな??と今でも思う。間奏の加州くんのせりふ「もう、迷わない!」いいですね~。ものすごく背負ってる感じがジャニーズアイドルのセンターの人(山田涼介とか亀梨和也とか)っぽくて最高にいいです。

刀剣乱舞(プレス限定盤C)
刀剣乱舞(プレス限定盤C)

刀剣乱舞(プレス限定盤C)

 

 2.大袈裟

日替わり曲の1つ。今回のラインナップの中で一番のスルメ曲だと個人的には思っています。サビでぱーっと明るくなるのがいいですね。2番サビの最後の「夢中にされてるよ」という独特な日本語がフックになってて可愛いなと思います。なんかつんくのセンスっぽくない?(適当)音はEDMがはやった後の世界のぴこぴこJ-POPって感じなんですけど、曲のメロディだけ聴くと意外と90年代のSMAPっぽい感じもある、気がする。

 

3.Gateway

謎の全編英語詞。初めて聴いたときかっこよすぎて思わず笑ってしまったよ!!ところどころで効果的に効いてくるストリングスに萌えますね。シングルにはならんけどアルバムに入ってたら絶対うれしいしアルバムツアーで新衣装用意してもらってフルで聴きたいやつや!!ブリッヂで加州くんのファルセット→三日月さまの「ふぉ↑えーばー」ってしゃくりあげるところが最高に強そうでときめきます。は~やっぱこのユニにおける森田剛は加州くんで坂本昌行は三日月さまなんだよ…。

刀剣乱舞(プレス限定盤D)
刀剣乱舞(プレス限定盤D)

刀剣乱舞(プレス限定盤D)

 

 2.タカラモノ(三日月、石切丸、岩融、今剣)

四人曲となっていますがニュアンス的には芝居の内容をふまえたいまつるちゃんと岩ちゃんの友情ソングを三日月さまと石切丸がサポートしている感じです。公演のときからそうでしたが岩ちゃんの声は裏表がなくまっすぐで聴いてて気持ちいいので好きです。まだまだこれからうまくなりそうな感じもする。それにしても石切丸の声のアイドル性の高さは本当にすばらしいなと思うのですが、特にこの曲の二番「こんな僕のことが隙って/変わってるって言われるでしょ ねえ」の歌い方反則すぎでは?「言われるでしょ?ねえ」って一回置きにくる感じがたまらないです!三日月さまはどちらかというと朗々と歌い上げるタイプなので二人の歌い方の違いも堪能できる素敵な曲。

 

3.名残月

プレス限定Aに収録されていた三日月さまソロ曲の岩融ver.。上にも書きましたが裏表のない岩ちゃんの声めっちゃぺろくて癒される…。この岩ちゃんソロからの三日月さまのアンサーソングは芝居の文脈の中で見るとほんとにイイシーンなんですよ~。公演をまだ観てないという方はよければ2月に発売されるDVDを見て5月からの本公演にもお越しくださいませ。

刀剣乱舞(プレス限定盤E)
刀剣乱舞(予約限定盤D)

刀剣乱舞(予約限定盤D)

 

 2.まばたき

日替わり曲のひとつ。今回音源化されたものの中では一番好きです!!もう一番Aメロのパート割から神なんですが、「心配しないでね/私は大丈夫だから」という女の子のせりふを歌ったパートを声が特徴的ないまつるちゃんに歌わせ、そのあとに小狐丸の低音がやさしく響くという…。ストリングスの入り方とか全体的なテンポ、よく聴くとめちゃくちゃ切ない歌詞など全体的にHIKARIさんっぽい曲の作り方だな~V6も歌ってくれんかのう…と思わず考えてしまう。そうなった場合絶対出だしは森田剛のキャラメルボイスだな…。麻璃央くんがイベントで「加州のソロパートの振りのつけ方がめちゃくちゃアイドルでこいつすげえ~!って思ったんですよ」と話していたので加州くんのパートを聴くたびにそのことを思い出してふふふってなります。

 

3.きらきら(今剣)

いまつるちゃんソロ。こちらもお芝居の中で歌われているミュージカル曲です。いまつるちゃんの個性的な声はこのユニの貴重な飛び道具なわけですが、ソロで歌っても声質だけじゃなく表現力もずば抜けていてすごいな~と思います。声に色をつけるのがうまいというか。役柄上、高い声でしゃべらなくちゃいけなかったり、叫ばなくちゃいけなかったり、公演では特にのどを酷使する役だったと思いますが、あんまり高すぎる声や裏声よりもむしろこの曲くらいの音域が聴いてて心地いいな~と思います。本公演ではどんな感じになってるか楽しみ!

刀剣乱舞(プレス限定盤F)
刀剣乱舞(プレス限定盤F)

刀剣乱舞(プレス限定盤F)

 

 2.Show me the world

客席全体で手を左右に振ってノれる曲。公演ではダンス曲メドレーの中のひとつとしてMC直前に歌われておりましたが、今後もしもアリーナクラスでコンサートツアーができるようになったらやっぱり本MC前の外周練り歩きファンサ曲として活用してほしいよね…ライブTシャツに着替えてアンコール1曲目でもいいです。妄想が膨らむ~。三日月さまの客席あおりが下手すぎて可愛い!!!!ってなった思い出があります。やっぱり平安生まれだからほら…若者のテンポにノれないとこあるから…。

 

3.解けない魔法(加州清光)

基本的に私はユニ厨なのでユニットに所属している人のソロ曲に惹かれることってあんまりないのです。が、そんな私にも以前一度だけこ、これはーー!!!と衝撃を与えた曲がありまして、それがSexyZone中島健人くんが2012年のSUMMARYで歌った「Teleportation」という曲なのです。この「解けない魔法」もまた、健人くんのテレポかそれ以上の衝撃を与えてくれた曲でした。「僕と一緒に行こう/君に夢中なんだ」から始まるアイドルすぎるせりふでアイアシアターの空気を一瞬にしてつかみ、続くイントロでは客席600人がペンラを赤に切り替えて手を左右に振っていて本当に圧巻でした。刀剣Jr.を従えて中央で歌い踊り歌詞にあわせて顔を手で覆ってみたりウインクしてみたり、亀梨和也が乗り移ったような表現力に客席で呆然とするしかなかった思い出…な、なんでここまでやってのけれるのだろう。本当に佐藤流司くんはすごい人なのです。公演のときよりもキーが下がっていてファルセットを用いて歌うところがなくなってしまったのと、サビの「あなただけに~」「あなただけを~」が謎に伸びすぎなのがちょっと残念なのですが、まぁこっちのほうが歌いやすいなら仕方ない…。この曲は歌詞の世界観も意味深で大好きです。一番は単に別れを惜しむ男の歌なのかと思いきや、サビで突然「遠ざかる意識の中/いつかまた思い出して」とか言いはじめて、…え!?死ぬの!?みたいな。からの二番で「暗闇に解き放たれたパッション/本能のまま動き出すボディ」という意味深なエロパートをはさんで、サビの「永久に永久に交差する/二人になれたなら/無常の時を越えて/愛し続けると誓う」…ってやっぱ現世で結ばれないまま主人公死んでるー!!一気に世界観が近藤雅彦「アンダルシアにあこがれて」と恩田陸の「ライオンハート」を掛け合わせたような感じになっています。そして最後にもう一度せりふパートが繰り返されるんですが、この流れを踏まえて「僕と一緒に行こう~略~その瞳を閉じて/君を夜空へ連れ出すよ/さぁ、飛び立とう!」はあまりにも重いです。えっ一緒に死のうってこと??ホラーかよ!!怖い!!

 

…って解釈は確実に考えすぎだと思うのですが、これだけ語ることができる「解けない魔法」はやっぱり神曲だし、これを歌いこなし表現しこなせる佐藤流司くんはやっぱすごい人なのです。今回のようなアイドル演出をするにあたって、流司くんやつばさ、峻也くんといったドルステ出身者がいることの心強さったらないし、それに負けず劣らず「アイドルになった刀剣男士」を演じている麻璃央くんも北園氏も大地くんもむちゃくちゃかっこいい。こんなに素敵な箱推し案件ユニを作ってくれたネルケには頭が上がらないし、力の入りまくった素敵楽曲をたくさん生み出してくれたユークリッドエージェンシー様にはお歳暮を送り付けたい勢いです。

今回、くしくも音源化されなかった曲の中にもまだまだ神曲はたくさんあって、いつか音源化してくれるといいな~と思います。イイ曲に限って音源化されない、アイドルあるある。

 

ミュージカル「刀剣乱舞」このメンバーでの本公演は5月末~6月末まで全40公演行われます。場所も東京・大阪・京都と3会場!ちーむ三条加州くんと一緒に全国飛びまわれるうれしさよ~;;

もしも興味がわいた方はぜひぜひ!劇場に足を運んでみてください。