いちばんぼしにとどくまで

俳優の黒羽麻璃央くんのファンです

ミュージカル「テニスの王子様」3rdシーズン 青学VS不動峰がおもしろい

男は黙ってサッポロビール、おたくは黙ってテニミュ観劇。

ということで、ブログではお久しぶりです。Twitterの方では相変わらず頻繁にぺらぺら話をしておりますが、本日は来る凱旋公演の前に、ここまでのテニミュ観劇を通じて思ったこと・気付いたことなどを纏めようかな~と思ってやってきました。いや~、テニミュ3rd、楽しい!!!!!

気付いたこと1:演劇は、ほん少しのテコ入れでストーリーが見違えるようになる

私のここまでの3rd観劇回数は、プレビュー1回、東京公演4回、大阪公演2回の計7回です。みなさんもご存じのことかと思いますが、プレビューから海外公演を挟んで東京公演の間に、数か所演出が変わった(増えた)箇所がありました。具体的にどこかというと、まずトリオ曲の前に「これが青学レギュラー陣なのだ!」という、リョーマ以外の青学の先輩たちの自己紹介ソングが増えた。あと、リョーマが南次郎と試合をする合間に、その日の日中に行ったであろう校内ランキング戦での海堂と乾の試合の回想が挟まりました。あ、大阪公演からは、不動峰と青学が鉢合わせるときに、伊武っちとリョーマくんのテニスVSけん玉対決が増えましたね。Twitterで最初にその情報を知ったときは「けん玉…けん玉!?!?」とスマホ画面を二度見しましたが、実際に見てみるとこれがまた可愛い…可愛いんですよ…。

というのは置いておいて、他にも細かい日替わりが増えたのはもちろんなんですけど、でも大きく台本が変わったのは「これが青学~」と校内ランキング戦回想の二か所のみだと思うんですが。でも、この2つが入っただけで、この公演自体がぐっと良くなったんですよね。それで、改めて、不動峰公演って作るのが難しい公演なんだなって思いました。

というのは、増えた演出2か所とも、「青学を説明するための」パートなんですよね。テニミュは通常、試合ごとに公演が組まれるので、分かりやすい演出のテンプレがあるんですよ。つまり、始めに青学の現状説明→次に相手チームのメンバー紹介→オーダー発表→試合→勝ち負けが決まる、というテンプレです。そして基本的にずっと青学が主役なので、現状説明はかなりあっさり終わるんですよね。「いよいよ関東大会決勝!」とか「ようやく準決勝!」とか言えればいいわけです。でも、いちばん初めの不動峰だけはこのテンプレが通用しません。青学のメンバーの説明もガッツリしなければいけないからです。そもそも原作では、他校との試合の前に結構長いこと青学校内での試合が描かれていました。それをすべて端折るんじゃさすがに意味が分からないし、かといってすべてやっていたんじゃ時間が足りません。そこで、プレビューの時は最低限の情報を入れ込んだんだと思うんですが、それでもいまいち足りなかった。青学のことがよくわかんなくて、青学より先に不動峰に愛着が沸いてしまいました。でも、東京公演ですよ。レギュラー陣の性格を上手い事メドレー形式で説明した「これが青学レギュラー陣なのだ!」そして主人公・リョーマと海堂・乾の試合。これがちょろっと入っただけで、青学の先輩たちの個性、関係性、そしてそこにリョーマがどう絡んでいったのかがすごくよくわかるようになったのです!

たったこれだけのテコ入れで、受け取る側の印象ってこんなに変わるんだ~って改めて思いました。本当に物語って繊細というか、奥が深いです。

気付いたこと2:試合を盛り上げるのは劣勢側の演技

これは大阪公演で初めて感じたことなのですが、テニミュの試合を面白くする最終的な隠し味は負けている側の芝居なんだな~と改めて思いました。

テニミュの試合は、みなさんご存じのとおり実際にテニスボールは使用せず、光と音と演者の動きのコンボで成り立っています。BGMが流れて、役者がラケットを振ると、打球音とともにスポットライトが球の軌道を描く。このタイミングが0コンマ1秒ずれることなくピタっとハマる瞬間があって、それがものすごく快感なのです。小学校の音楽の授業で、「バナナ」「しいたけ」「キャベツ」「ポンカン」って分かれて合唱していくリズムゲームみたいなのやりましたよね。うまく言えないけどあの快感に近い。

で、ここまでは基本パターンなのですが、更にこの試合の合唱を彩る音があります。それが「ベンチからの声援」です。テニミュのベンチの声援には、大きく分けて「文章」と「歓声」のふたつがあります。「文章」とは文字通りきちんと意味を成している文章でのセリフのことで、例えば今回の不動峰戦シングルス2の試合で伊武がキックサーブを打った時の青学ベンチの「今のツイストサーブじゃ…?」「平たく言えば同じかな?ツイストの方は昔の呼び方だし…」というような会話がこれに当たります。一方の「歓声」は、文章になっていない声のこと。味方の選手がポイントを決めたときの「よしッ!」「やったー!」「いけー!」などがこれに当たります。きちんと用意された「文章」のセリフと違って、こちらは演者のテンションがそのまま声に反映されることもあり、毎回微妙に違う…ような気がします。この微妙な違いが、ごくまれに先の光・音・動きの合唱に更にうまいことハマる瞬間があって、そうなったときの快感は更に倍です。音楽の知識が皆無なのでこういう例えばかりで恐縮なんですが、中学校の音楽の授業で習った「ケチャ」という民族音楽を思い出します。

そしてやっと本題なんですが、この絶妙な合唱に更に割ってリズムを刻めるものがあるって最近気付いたんですよね。それが劣勢側(≒スポットライトの当たっていない側)の動きです。具体的に何を見てそう思ったのかというと、ダブルス1の「ゴールデンペア」での森・内村ペアの動きでした。この曲はタイトル通り青学の黄金ペア(大石・菊丸)のことを歌った曲なので、当然曲の間じゅうスポットライトが当たっているのは青学側のコートです。でも、スポットライトが当たっていない方のコートでも、全力で試合をしているんですよね。私は1stシーズンも2ndシーズンも不動峰戦は観ていないので、先の2回の公演で森・内村ペアがどんな振り付けで踊っていたのか知らないのですが、とにかく秀逸です。前奏では向き合っている黄金ペアと対象の動きをするんですが、曲が進むにつれどんどん劣勢になっていきます。それでも前衛の内村はネットに手をかけるほど身を乗り出したり、派手なハイキック&ターンを繰り出したりして好戦的な態度ですが、ついには地面に倒れこみます。それを森が手を引っ張って起こして、内村も「サンキュ」って感じで森を見て、二人でベンチの橘さんの方を向いて、胸に手を当てて「パッション!」ってするんです。俺たちまだまだできる!っていう、不動峰の精神力の高さがよく分かります。…という、ここまでの演技を、まったくライトが当たってない中で延々やっているわけです。これ、本当に超すごいと思います…。で、この二人の動きのリズムが、先に挙げたもろもろのリズムの中に組み込まれるんです。もう、すごい重唱ですよ。第九か!みたいな感じですよ。ほんっとーに楽しい!テニミュって、目で、耳で、五感で感じるエンタメだ!!って思います。

プレビューを観たときは、同じ曲・同じ演出でもここまでハッと感動することがなかったので、やっぱりこれは役者の成長だと思うんですよね。この短期間でここまでのレベルのものを見せられるようになったのが凄いな~って感動します。

気付いたことその3:一紀くんがかわいい

なんか突然アホみたいな見出しになりましたけど、今回一番言いたかったことはこれかもしれません。とにかく主人公・越前リョーマ役の一紀くんが、かわいい!!

ということで、公演中の一紀くんかわいいポイントを箇条書きにしてみようと思います。一紀くんっていうかリョーマなんだけど、例えば同じ演出を前任のおごえさんがやってもここまで「かっかわああああ!!!」ってはならないと思うので、やはりこれらは一紀くんだからこそ出せるかわいさなのであった…。

  • 桃ちゃんと自転車二人乗りしてるときの、桃ちゃんの肩に乗せられた手が可愛い。衣装の学ランがだぼだぼなので、なんか、手がちょこんって出てるんですよ。可愛い…。
  • 「やっぱ男はダブルスでしょ!」の時の、両膝を揃えてしゃがんで桃ちゃんに膝かっくんするところが可愛い。なんなんでしょうあのしゃがみ方。まぁおごえさんもそうだったんだけど、カテコの幕降りの時もああやってしゃがむんですよね…可愛い…。
  • 乾に牛乳を二本渡されたあとの持ち方が可愛い。小さいお手手(※周りと比べて相対的にそう見えているだけで実際はたぶんそんなに小さくない)で牛乳瓶を抱きかかえている姿が可愛い。このまま牛乳屋さんのイメージキャラクターになりそうです。青学ジャージの色合いもなんか牛乳っぽいし、各牛乳メーカーさんは一紀くんにCMのお仕事いかがでしょうか。
  • 「負けず嫌い2015(仮)」の桃ちゃんが引くタイヤに乗ってる姿が可愛い。お姉さん座りして桃ちゃんの方を「ふーん」って感じで見つめてる。
  • 「なによんでんの?えろほん?」「おやがゆうか そんなこと…」散々語りつくされているのですがなんといってもこのセリフがちょっと可愛すぎます。これを毎日聴ける南次郎ってなんて幸せ者なんでしょう。前世でどんな徳を積めばリョーマくんみたいな子どもを産めるというのか。
  • 「にゃろう!(仮)」の時の表情、汗、走り方、グリップの持ち方が可愛い。大阪公演で久しぶりに見たら、歌いながら表情を変える技を覚えていてときめきました。1フレーズ目の表情が超悔しそうで超お勧めです。汗はプレビューの時から思っていたのですが、すげー汗かいてて凄い。これによってリョーマの全力感が表れているので、よく「女優は首から上は汗をかかない」といいますが、真逆の方向に汗で演技してる一紀くん最高です。走り方とグリップの握り方は、とにかく見ればわかるんですが、ももクロもびっくりの全力ぶりなので、なんかもう愛おしいです。おごえさんってよくグリップ握るとき人差し指を添えるような持ち方してたよな~って思うんですけど、一紀くんはいついかなるときも5本の指でぎゅっっっ!て持ってるから、そんな一生懸命持たなくてもだれも盗らないよ…って思います。可愛い。
  • (大阪公演以降)伊武っちをけん玉で挑発するところが可愛い。おもむろにラケバからけん玉を取り出し、おもむろに芸を始める…終わった後のドヤ顔も可愛いです。いつも菊丸せんぱいとか桃ちゃんせんぱいがオチつけてくれるけど、大阪の楽で見た菊丸「おチビ~♪おれも持ってる!(といいつつけん玉をラケバから取り出す)」が可愛かった!(泣)2015年はけん玉が流行る!!
  • 「俺はマムシ(仮)」の時の「ま~む~し~」の踊りが可愛い。リョーマくんがベンチで乗ってる数少ない場面なので貴重です。何かに操られてパントマイムみたいにま~む~し~しちゃって、やり終えた後に「!?」ってなってて可愛い。それを目ざとく見つけてるカチロー。
  • シングルス2「一点集中(仮)」の「キラキラの勝利が待っている」のところのダンスが可愛い。どうでもいいけどこの曲の「このイライラを超えた向こうに/キラキラの勝利が待っている」って韻踏んでるんだかなんなんだかな歌詞のダサさが超テニミュっぽいですよね。
  • バウで脱帽するときが可愛い。そんなに勢いつけて帽子取らんでも!って思う。髪の毛ぐしゃぐしゃだし。可愛い。
  • ジャンハイのハイタッチが可愛い。あまりに可愛すぎてうまく明文化できないのでとにかく見てくれって感じなんですけど、一紀くんのハイタッチはものすごく可愛いです。なんていうか、園児…?園児っぽい…。齢19にしてあそこまでお遊戯感のあるハイタッチできる人間はそうそういないと思うので、大事にしていきたいですね…一紀くんという宝物を…。

他にも、サメが好きなところとか、海外公演で号泣しちゃうところとか、おごえさんに会うと緊張して真顔になるところとか、休演日にひとりで水族館に(2回も)行っちゃうところとか、おごえさんの舞台に(2回も)行っちゃうところとか、170cmもあるオオサンショウウオのぬいぐるみを遠征先で購入してるところとか、私物の携帯に越前リョーマくんのぬいぐるみストラップをつけているところとか、だいたいいつも赤チェックのシャツか紫のパーカーしか着ていないところとか、意外と絵心があるところとか、挙げるときりがないのです。

でも、もちろんかっこいいところもたくさんあって、プレビューからここまでで私は一紀くんの歌がカンパニーの中でいちばん伸びたと思っているし、こう!と決めたことはひたすらやり続けるところなんかすっごくかっこいいです。これからどんなリョーマを見せてくれるんだろうな~って楽しみだし、もっともっと一紀くんの素顔が見たいから今後あるであろうPPや縦断イベも楽しみです。

 

…ということで、3rdキャストでは暫定一紀くんを推していくことに決まりました。あとは本田、健人くん、龍次郎あたりが好きですね~分かりやすい好みだと思います。

とはいえ、2ndも最後のほうはあの人も好き!この人も好き!状態だったので、きっと3rdもそうなるんだろうな。私はやっぱり「テニミュ」が好きなんだと思います。

OBの子たちの外での活躍はもちろん追えるだけ追っていきたいですが、3rdも思っていたよりたくさん観劇することになりそうです。