いちばんぼしにとどくまで

アイドルや舞台について好きなだけ

あなたにとってテニミュとは?

せっかくブログを作り直したのに、相変わらず舞台やイベントの感想はTwitterに一気に書いてしまって、ブログを活かしていないのが我ながらもったいないです。

終わった瞬間の熱量とか、その時だけの興奮みたいなものを残しておくのはやっぱりTwitterに限るけど、その熱を何度も咀嚼して自分の中で編纂しなおして整理整頓する、みたいなことはブログの方が向いていますね。二次的な楽しみ方というか。せっかくお金払って観に行ってるんだから、そういう風に何度でも遊べた方が楽しいよな~。時間がないとかPC立ち上げるのがめんどうとか思わずに、ブログ書かなきゃもったいないですね。

 

という私の話はどうでもよくて、今日は先日大阪で行われた全国立海DVDの縦断イベントの感想を書きたいと思います。いやぁ、味方くんはずるい男だったよ…。

 

開催地の吹田文化会館メイシアターへは、梅田から阪急電車で行きました。日曜日朝の阪急電車は、乗車率もそこまで高くなく、ぽかぽかと晴れた大阪の住宅街のあいだをごとごと走って、とても心地がよかったです。全国立海公演の大千秋楽の日も、よく晴れた日だったことを思い出しました。後楽園の透き通るような青の空にぱたぱたと泳ぐ越前リョーマくんの旗の、なんと晴れやかだったことか。懐かしいですね。

 

イベントでは、いい話をたくさん聞けました。比嘉公演の名古屋のホテルにて、JPさんの部屋の電話が鳴り続ける怪奇現象が起こって、こわくなったJPさんがみかてぃ~さんに助けを求めて一緒に寝た話とか。しかも、実はその電話の犯人が他でもないみかてぃ~さんだった話とか。「誰にも見えない糸」は、ドリライ2013の打ち上げの時に、桑野くんと白洲くんが「俺たちの試合にも曲をつくってください」って直談判してできた曲だったとか。おのずと全国立海の話だけじゃなくて、2ndシーズン四年間の想い出、みたいな話になるのがよかったです。知らない話もたくさんありました。

 

そんな中で、いちばん心に残ったのが、二部いちばん最後の質問に対するみんなの答えでした。

「あなたにとってテニミュとは、どういう存在ですか?」

 

しおっちさんは、「テニミュは自分のデビュー作で、何も分からないところから育ててくれた作品だから、感謝している。これからも感謝しつつ、応援していきたいと思う」といいました。

JPさんは、「一言でいうと『青春』みたいな。たくさんの仲間と出会えた」といいました。

みかてぃ~さんは、「ライバルであり、一本の棒だ」といいました。「ライバル」とは、「卒業した自分が常に背負い続けるでかい作品」という意味で、「一本の棒」とは、「辛い」に横棒を一本足すと「幸せ」になるから、辛いときに思い出すと幸せになれる記憶、という意味だそうです。これを聞いて、立海の人たちは一度外に出てまた戻ってきたからこそ「昨今の若手俳優界隈事情」を分かっているんだろうなぁ、と思いました。テニミュのこと、まだまだ色眼鏡で見る演劇界隈の人はたくさんいるでしょう。また逆に、テニミュを卒業したら離れていくファンも大勢いるでしょう。そういうことを客観的に理解した上で、「テニミュで柳生を演じる味方良介」をずっと背負っていく覚悟のあるみかてぃ~さんは素敵だなと思いました。

 

話を戻します。神っちさんは「テニミュは親のような存在」といいました。母親の胎内にいた「何者でもない自分」が、テニミュという産道を通って外に出て、卒業して成長して大きくなることでテニミュに恩返しをする、という流れが、親という存在に似ていると思ったんですって。これを聞いて、テニミュってさなぎみたいだな、と思いました。俳優としてまだほとんど経験のない若い男の子たちが、許斐剛大先生によって濃く濃く味付けられたキャラクターの「さなぎ」を被って、その殻の中でどんどん大きくなるんです。大きく大きくなって、さなぎの殻から中のきれいな羽が透けて見えた瞬間が、卒業です。矢田ちゃんが、全国立海大千秋楽後のブログで、「不二を演じることで悔しさとか熱さを知った」と言っていました。きっと矢田ちゃんはこの先、不二くんの殻をかぶらなくても、悔しさとか熱さを自分のなかに見つけることができるんでしょう。

 

さて、青学キャストです。

まりおは、「テニミュは東京での原点だ」といいました。地方から出てきてなにも分からず不安だったけど、そんな自分に「大丈夫か?」と声をかけてくれる仲間や先輩と出会えた、と。いろんな人のことを言ってるんでしょうけど、なんとなく、いなせのことを思い出しました。いなせも北海道から上京してきた、ひとりぐらしの先輩だったから、最初は色々心配してくれたって、まりおが以前いってました。七代目の、こういういろんなペアごとにそのふたりだけの関係性が見えるとこ、大好きです。

 

一慶さんは「テニミュに出たことで友達が増えた」といいました。「みんなでコンビニに行くのとかも楽しかった。卒業してひとりでコンビニに行くのが寂しい」と。ひょうきんな物言いだったのでみんな笑ってましたが、これ、かなりぐっとくる話じゃないですか!?キャストサイズの対談でまりおに「プライベートでも常にどこか冷静さを感じる」とか言われていた一慶さんが、青学のお兄ちゃんが、仲間とコンビニでわちゃわちゃするようなささやかな時間を、こんなにも大切に思ってたこと、ちょうグッときます。コンテナの上での「全国大会ナンバーワーン!」も、優勝したあとの「やったぜ勝ったぜ」も、卒業式での「またいつか、一緒にやろうな!」も、素晴らしい瞬間でしたけど、将来年を取ってテニミュについて思い出すときまっさきに浮かんでくるのは、案外そういうコンビニでのくだらないやり取りとか、稽古場でのささやかな出来事とか、なのかもしれません。

 

そして、最後はおごえさんです。

16歳から20歳までの四年間、青春の時間をテニミュに費やしたおごえさんは、静かにぽつぽつと、でもよどみなくこういいました。

テニミュは、自信と、光と、故郷だ」と。「元々、人前で歌うのも好きじゃなかった。ダンスも、こんなに下手なのに人前でやるなんて嫌だ、と思っていた。でも、努力したら少しづつ上達して、そうしたら人前でやる自信がついて、自信がついたら自分がキラキラ光ることができるようになった。」「そして、テニミュはやっぱり自分が「帰ってきた」と思う場所。安心できる、ふるさとのような存在。」まぁ、だいたいニュアンスですが、こういうことをいっていました。私がテニミュに興味を持った時はすでにおごえさんは貫録があって、常にみんなの先を行っているように見えていて、だから6代目のころのおごえさんの映像を後追いで見るたびに、今のおごえさんと当時のおごえさんが一本の線でつながらなかったのですが、この言葉を聞いて、きっと私が知らない三年間、おごえさんはコツコツ努力をつみあげて、今の位置まで来たのだな、と思いました。なんてかっこいい男なんだ、おごえゆうき。

 

イベントはとっても楽しかったです。

3rdがはじまってしばらく経ちますが、3rdを好きな気持ちとはまったく違うきもちで、2ndのこと好きでいつづけられるな、と思いました。最後のたったの一年半だったけど、2ndシーズンをリアルタイムで観ることができたこと、とても嬉しく思います。

 

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。